2020.08.06 9ヶ月前のイラストをリメイク

記事:Miwaji

もうすぐネズミくんと恐竜くんを描き始めて1年を迎えるのですが、ちょっと前の絵を見ると…なんてことがよくあります。1年前は自分のイラストタッチも決まっていたわけではなく、どんな風に仕上げて行こうかということだけで必死でした。

今でも地味ながら試行錯誤しているのですが、ある程度自分のタッチが決まったのは「こうしたいな」という自分の心に素直に従ってからでした。色々な絵をみているとあれもこれも良いなと思ってしまうのですが、自分の作りたいイラストにどんなタッチを載せたらその雰囲気を伝えることができるのか?というをいつも頭に置きながら作ることでだんだんと自分で自分を導いてくれる感じがしました。

その9ヶ月前の絵で恐竜くんが「大っ嫌いなお化けくんがキャンディーだったら怖くない」というイラストを書いたのですが、今見るとちょっと恐竜くんが…な感じがしたので描き直すことにしました。

母に1年前の絵を見せるといとも簡単に「可愛くない」と言われてしまいました。さらに母は「ミッキーマウスだって初期のはドブネズミみたいだったよね!」と突然ディスりながら私に同意を求めてきましたw
「いや、お母さん…。実は私初期のミッキーマウス好きなんだよね」と心では思っていたのですが、その場の迫力に負け、ついつい「うん」と言ってしまいました。ウォルトディズニーさんごめんなさいmm 初期のミッキーかわいいです!

ということで描き直したのがこの恐竜くんです。

また1年後この絵を見た時に「え?何これ」と思うか、それとも「満足」と思うかは未来の私のみぞしることではありますが、現在の私はこれで満足ですw

9ヶ月前に描いた同じイラスト

illustiration-200806-remake-before

こんな感じでした。
恐竜くんんお足がとっても小さくて全体的にまだ体の形が取れていません。

散々デッサンをやっていた時なら絶対に許されないような形なのかも知れませんが、もうデッサンもかなり過去のお話w
なので酷く形が取れなくなっています。しかもどうやって描くのかも悩んでいるので芯がない感じで自分の目にはすっきりした感じはしない感じw

まぁ良いやw

でもこうやって人は成長をするんです。
だから初めは色々と大変なのは誰でもそうであって、とにかく続けることが大切。下手でも表現が不十分でも良いんです。とにかく楽しく続けて諦めないこと!これは人生でいつも最終的に思うことです。だから私もこれからも自分の中ではこの絵を続けて行って、もっと表現ができるようになればネズミくんも恐竜くんももっと生き生きしてくれるんじゃないかと楽しみにしています。個人的な感覚ではありますが、これが自分のキャラクターに対する最大のリスペクトなんだと思ってます。

恐竜くんの描いた絵は私の左手で描いた絵

illustiration-200806-remake-dino-art

前からちょこちょこっとやっているのですが、左手で描くえは「恐竜くんの絵」ということにしています。

大学時代に心理学の授業で「子供に戻って絵を描きましょう」という授業がありました。でも私は美術科だったのでどうもこうも色んなことが気になって絵が描けませんでした。そんな時に思いついたのが「左手で描くこと」でした。

左手で描くと腕も脳も大混乱でそちらに集中力が行ってしまうので構図だ形だといのが気にならなく描くことができます。なんて私が勝手に編み出した方法でしたが、先生には高評価をいただきました。でも大学で描いた絵は「脳ミソバーン」という子供の私が悩みすぎて頭から色んなイラストが飛び出てくるというイラストでした。

そんなこんなを思い出して生かしたのが「恐竜くんが描いた絵」だったんです。

と言ってもひどい絵なんですが、キーボードぐらいしかまともに打たせてもらっていない左手にはかなりの冒険になった気がします。3枚くらいで腕が痛い…

 

ということで、もし皆さんも自分で何か悩んだ時はぜひリメイクやってみてください。
そして少し前の自分より今の自分が「上手くなっている!」という感覚を感じて自分をたくさん褒めてあげてくださいね。そしたらまた楽しく絵を描けるはずです。絵は楽しんで描いていきましょうね!