作者Miwajiについて

生まれも育ちも北海道。
2019年7月にipadを購入したことをきっかけにイラストを描き始め、8月25日より突然「きみとぼく」(英語名:YOU & i)が誕生。
2021年に「おにかなくん」が誕生し、2024年1月に絵本『もも爺と鬼の子』の出版。(全国の書店、またはwebサイトにて販売中)

もも爺と鬼の子書籍

出典:株式会社文芸社「書籍詳細:もも爺と鬼の子」

創作世界から引退を考えていた時期

古典美術が好きでデッサンが特に大好きでした。
しかし芸術についてはよくわからず、自分はこのまま美術の世界にいていいのかと学生の頃はずっと考え続け、社会に美術を持ち込みながら紛れ込んでいました。

幼き日はただ好きで作っていたものが成長とともに評価の世界に足を踏み入れることになり、答えのないものに評価をする意味がどんどん分からなくなり、嫌気がさして自分のやっていることから離れたいと思うよに・・・。そして昨年(2019)創作世界からの引退を真剣に考えていました。

その時にどうせこの世界を引退するなら、まずは飛び込んで経験してからでも遅くないと思い、ずっと好きではなかったSNSのinstagramとtwitterを始める事で世の中に色々な表現をしている人を知ることになりました。自分って小ささを痛感。
これが自分の世界観を見直すきっかけに。

世間ではSNSから引き起こされる社会問題などを取り上げる傾向が強く、私もただ毛嫌いしていただけでしたが、これほどまでに創作活動を発表する場、楽しむ場として相性の良いツールはないと感動したのを覚えています。何事も使用する人や考え方によって見方は180度違います。だから多くの方にも楽しんで上手に利用して、世界をどんどん広げていける場になることを心から願ってます。

仕事となると話は別かもしれませんが、創作活動など自由表現を楽しむ場は良いも悪いもないというのが私の考えです。今創作活動をしているみんなが「こんなに面白い世界があるんだよ!何かを生み出すって面白いね!」という思考や想像力を、未来の子供達が評価などの承認欲にのまれて自分の幅を狭めることのないようにバックアップができたら、それが本当に真の表現者としての道なのかもしれないと思っています。

「きみとぼく」に込める思い

私がこの作品を作り始めたのは2019年8月25日から。
ちょうどその時に自分にショックな出来事が起き、忘れるために何かに集中しようと絵を描き初めました。それがネズミくんと恐竜くんでした。
この二つのキャラクターには私の経験や思い出があちこちに散らばっています。きっとこの子達が私のもとにやってきたのは何かの縁だと思いながら頑張って描いてます。

ですので、「きみとぼく」に込める想いはとても深く、彼らの世界観をとても大切にしてます。それは記憶の中でずっと「こうでありたい」と願う唯一の私の願望のような感じなのかもしれません。

「きみとぼく」には幅広い意味を持たせたかった

illustration-200308-dion-and-mouse

2020.03.08

「きみとぼく」というタイトルをつけるときに、どんな方々がネズミくんと恐竜くんの世界に出会っても、この世界にすんなり入って欲しいという気持ちがあり、固有名詞として名前をつけることをしませんでした。

特定しないことにより「きみとぼく」は、ネズミくんと恐竜くんだけではなく、読む人(見る人)によっては、「あなたとあなたの大切な人」であったりと、またはそのほか多種多様な考えをすることができます。もしかすると「きみ」と言うのが「あなた」であり、誰かがあなたのことを「大切に思っているんだよ」と言うメッセージの見方をすることもできます。

「ぼくときみ」ではなく「きみとぼく」

また「ぼくときみ」というタイトルではなく、「きみとぼく」にこだわってます。
「ぼく」という文字を先頭に持ってくると個人的にはなんだか支配的な感じや、自分から見た世界だけのような感じがし、相手へのリスペクトにかける気がしたからです。

ネズミくんは恐竜くんに出会って「きみがいるからこの世界が美しく感じるんだ」「きみがいるからぼくの存在を知ることができるんだ」ということをいつも思っています。もちろん恐竜くんも同様です。これが何よりも私がこだわっている全体のイメージです。だから小さな二人の物語のタイトルは「きみとぼく」という語順になっています。

それと同様のことではありますが、私は「フォロワーさん」という言葉もあまり好きではなく、90%は「みんな」と表現しています(時と場合では使用します)。これは「フォロワーさん」というとなんだか自分から目線になっている感じがしており「みんな」という表現をしています。私もみんなの中の一人であり、各々が個性溢れる個人であり、みんなと常に対等であり、みんなをリスペクトしているという一つの表現として使用している言葉です。

英語名は「YOU & i」

日本語名では「きみとぼく」、英語名では「YOU & i」とタイトルをつけています。

実はちょっぴりロゴにもこだわりがあり、「YOU」は全部大文字、「i」は小文字にしています。これも「きみはぼくにとってこれほど大きな存在なんだよ」ということでYOUは全て大文字。その横からちょこっと「大好きなきみ」を覗いているのが「ぼく」で、小さな「i」となっています。

YOU & i のサイトについて

illustration-191214_missed-you

このホームページを立ち上げたのには理由があります。

一つは二人の畑をもっとのびのびと耕したいというネズミくんと恐竜くんへのリスペクトです。
そしてもう一つは、絵を通して繋がってくれた皆様に敬意を込めてです。

まだアップしていないイラストもありますが、楽しんでいただければ幸いです。

Miwaji