初めてのネズミくん人形制作ドキュメンタリー

記事:ネズミくん

僕がね、人形になったらどうかな?ってMiwajiが想像を膨らませてくれたんだ。
そこでサンプルとして作ってくれるところを発見したみたいなんだけれど、これがまた大変だったんだって。その時のドキュメンタリーをtwitterにアップしたのをここで載せるね。

 

パート1 ネズミくん人形制作ドキュメンタリー総集編

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まずはこんな具合にどんな人形がいいのか簡単なイラストを描いて送ったんだ。
この写真は正面だけだけれど、正面、右側面、左側面、後ろ姿、の4つからのイラストを描いて送ったんだ。
そしたらね、工場のスタッフさんが何だかコミュニケーションがすごく素敵な人でね、夢がますます広がったんだ。

 

パート2 ネズミくん人形制作ドキュメンタリー総集編

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工場のスタッフさんが「こんなのできたけれどどう?」って写真を送ってきてくれたんだ。
でもMiwajiにはちょっと生地にこだわりがあって、生地を変更したんだ。
それがね…どうしたことかすごいおかしなことになっていく第一歩だったんだ。

写真の左から3つ目は「こんな風にして欲しい!」ということでちょっと作ってから送ったんだ。
すると工場のスタッフさんはね「大丈夫!任せてよ!」って言ってくれたんだ。

 

パート3 ネズミくん人形制作ドキュメンタリー総集編

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そうやって一生懸命やってくれる工場のスタッフさんがね、次に送ってきたのはこれだったんだ。
僕ってすごく色あせているように見えるんだけれど何かの間違いかな?って思ったんだ。

恐竜くんはこれを見てキャッキャキャッキャ笑ってるんだ。そしてこの頃からMiwajiのお母さんは「ボロ雑巾」って僕のぬいぐるみあだ名をつけ始めたんだ。

だからもう一回「こうして欲しいな〜」ってお願いをしたんだけれどね、何だか工場のスタッフさんが「今ファクトリーが忙しいからもうちょっと待ってね」と言ったまま1ヶ月以上待たされたんだ。僕はちょっぴりもうダメなんじゃないかな?って思ったんだけれど、時々「元気?」ってメッセージを送ると返してくれるんだ。

やっぱり何だかいいスタッフさんなんだよね。
だからもう少し希望を持ってみたんだ。

 

パート4 ネズミくん人形制作ドキュメンタリー総集編

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最終だよ!って送ってきてくれたのがこの2つだったんだけれど、全然変わってないんだ。もうびっくりしちゃったんだけれど、一生懸命やってくれたし、時間がすごくかかったからもういいかな、って気になっちゃったんだ。しかももう一度直すなら100体くらいオーダするならいいよ!って突然言い出してね。

だからこれでOK出したんだ。

でもね、頭に毛が生えているのと生えていないのどちらかを選んだら、どちらかが捨てられちゃうのかな?って思うと何だか悲しくなったから、「2つもらってもいい?」って聞いたら送ってくれたんだ。やっぱりいいスタッフさんのような気がするんだよね。

作るのに散々時間がかかったんだけれど、到着までは1週間足らずだったという驚異の速さだったんだ。
しかも航空便で送ってくれるという速さ!これには驚いちゃった。

写真はさ、すっごく可愛くないんだけれどね、手元にきたボロ雑巾みたいな僕の人形は、意外と「可愛い」って感じだったんだ。Miwajiは立派にできたものよりも、ちょっと使い込んだもの好きなところがあるから、きっとそういうところが気に入ったのかもしれないね。

兎にも角にもできてしまえばこれもいい経験になったし、なんと言っても今回は頑張ってくれた工場スタッフの方がいたから似ていなくても何だかいい取引だった気がしたんだ。

ひとまずこれが初めての僕のぬいぐるみ制作ドキュメンタリーなんだ。